「フリースクール ようへん」として、市川市で地域に根ざした新しい拠点へ移転します!

「リレーションシップスクールようへん」で運営してきたフリースクールは、名称を「フリースクール ようへん」に改め、新しい拠点へ移転します。運営はこれまでのまま継続しながら、より開かれた居場所を目指していきます。

この記事では、なぜ新しい場所へ移ることになったのか、その経緯と想いをお伝えします。
(事業転換の全体については、こちらの記事をご覧ください↓)

ようへん
「ようへん」は、リレーションシップ教育とフリースクール、 新たな事業展開をはじめます! | ようへん 2024年11月に立ち上げた「リレーションシップスクール ようへん」の事業を、①特化型プログラム提供と②居場所としてのフリースクールの2つに切り分けて再出発することにしま...

2023年のプレ開校を経て、2024年に「リレーションシップスクールようへん」を立ち上げてから、自宅を拠点にフリースクールを運営してきました。コミュニケーションの苦手さを持つ子どもに特化した、独自のプログラムを提供する場として取り組んできました。

ただ、運営を続ける中で、もどかしさを感じることが増えていきました。

コミュニケーションの苦手さに特化していたため、それ以外の困り感を持つお子さんの受け入れができませんでした。学校が合わなくて苦しんでいるお子さんは、コミュニケーションの苦手さだけが理由ではないことも多い。もっと広く、学校が苦手なお子さんの居場所をつくりたいという思いが、少しずつ強くなっていきました。

そんな中で、次男に転機が訪れました。

次男は小学校1年生から学校へ行けなくなっていました。リレーションシップスクールようへんでの取り組みもあり、人と関わることへの自信が少しずつ育まれ、2年生に入ってからは学校へも足が向くようになりました。交友関係も、以前と比べて大きく広がっていることを感じていました。

一方で、今度は学校の環境が合わない、授業についていくことが難しいといった、学習面や環境面でのつまずきが新たな壁となり、再び学校を休むようになり始めていました。

子どもの困り感は、一つ解決すれば終わりではありません。
コミュニケーションの苦手さへのケアだけでなく、学校という場所そのものが合わないお子さんが安心して過ごせる、より広い意味での居場所の必要性を、改めて痛切に感じました。

この思いは、地域での活動を通じてさらに深まっていきました。

編み物にチャレンジしてみよう!の回の様子

2025年12月、不登校の子どもの居場所づくりを行う市民団体「ゆるっとラボ」を立ち上げ、松戸市内で活動を続けてきました。学校が苦手な子どもや保護者、地域の方々が誰でもふらっと立ち寄れる場所として、調理や編み物などの創作活動を通じた交流の場づくりに取り組んできました。

その活動の中で、多くの親御さんから直接声を聞きました。

「学校に行けなくなったとき、どこにも行く場所がなかった」
「もっと気軽に立ち寄れる場所があれば」

そういった声が、何度も届きました。
居場所がないということは、これほど多くの家庭にとってリアルな問題なのだと、あらためて実感しました。

そんな時期に、息子たちがお世話になっていた保育園を運営する社会福祉法人の方々に、思いをご相談する機会がありました。自宅での運営の難しさや、より開かれた場所をつくりたいという思いをお伝えする中で、園長先生から「一緒にやりましょう」とお申し出をいただきました。

本当にありがたいお言葉でした。

法人が所有されている物件をご紹介いただき、法人の運営を担う方々にもご支援いただきながら、フリースクールの拠点としてお借りできることになりました。

近隣にお住まいの方々にもご挨拶させていただきました。もともと保育園や学童クラブとして活動していた場所ということもあり、子供の居場所づくりに対してはとても温かく応援してくださるお言葉をたくさんいただきました。だからこそ、この場所を、地域の方々と一緒に育てていける居場所にしたいと思っています。

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大きな樹の家の外観

「フリースクール ようへん」は、これまでのフリースクール運営をそのまま引き継ぎながら、名称と場所を新たにしてスタートします。

そのうえで、あり方は少し変わります。コミュニケーションの苦手さに限らず、学校が苦手なお子さんが広く来られる、開かれた居場所にしたいと考えています。

現在認定を受けている松戸市フリースクール利用料助成制度についても、運営を継続しての移転となるため、名称変更後も引き続きご利用いただけるよう手続きを進めていきます。少しでも多くのご家庭に届けられる形を目指しています。

「ようへん」が大切にしてきたのは、子どもを変えようとするのではなく、その子の内側にあるものに光を当てるという姿勢です。これは、リレーションシップ教育事業(yohen.jp)とも共通する、ようへんの根っこにある考え方です。子どもをどうにかしようとするのではなく、その子がありのままでいられる場所をつくる。その思いは、フリースクールでも変わりません。

新しい拠点は、地域にお邪魔させていただく立場です。一つひとつ丁寧に向き合いながら、地道に取り組んでいければと考えております。少しずつ地域の皆さまとともに、子どもたちの居場所としてより良い拠点にできたら、これほど嬉しいことはありません。

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